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一人ひとりの大事な人生に関わる仕事は 私にとって意味があること 土佐 麗子 さん 和幸園指定居宅介護支援事業所 介護支援専門員 前・障がい者支援施設グリンハイム 西館リーダー (介護福祉士・介護支援専門員) |
和幸園居宅ケアマネジャーとして、要介護者が自立した日常生活を営むのに必要な支援をしています。
具体的には要介護認定を受けた方が、介護保険サービスを受けられるように、ケアプラン(サービス計画書)
を作成し、サービス事業所(デイサービス、ヘルプサービス等)との調整を行い、発生した介護給付費の管理を
行います。 これまで8年近く、障がい者支援施設グリンハイムで介護職として働き、定年退職後、経験を生かして引き続き 福祉業界で働くことに決めました。そして、今では社会的問題となっている家族が抱える問題に、自分がどう 関わることができるかと考えた時、ケアマネジャーとしての視点に興味を持ちました。 まだ、入って5カ月なので、楽しいより苦しい方が多く、学ぶことは山ほどあります。知らない事ばかりで皆 さんに迷惑ばかり掛けています。 私は実家(茨城県)の両親の老後に関わることができなかったので、ケアマネジャーとして、一人ひとりの大事 な人生に関わる仕事をすることは、私にとって意味があることだと思っています。 アウトドア派に見られますが、どちらかというとインドア派です。休日はおいしい物を食べながら、新聞や本 を読んでいる時が一番幸せです。何でも読みますが、介護職の時は啓蒙書に目が行くことが多かったのですが、 今の仕事では軽めの小説やなぜか宗教関係の本に目が行くのは、何か仕事と関係しているのでしょうか? 人の考え方や生き方を受容するということは、ただ聞いていれば良いのではなく、自分の中で一度消化する 作業が入ると思っており、意外としんどいことです。例えば自分の大切な人を受容することは大きなエネルギー を要します。福祉関係の労働が感情労働だと言われる理由がわかります。ケガや病いを得た人が老後に求める ものは、きっと自分を大事に思ってもらいたいということなのではないかと思います。自分の課題でもありま すが、そんな想像をすることが一番大事なことだと思っています。 |